...思ふ男に身も心も任せた信頼の心やすさと...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そのうちに貞之助も戻って来やすさかいに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...帰朝後も独身生活の気やすさに馴(な)れて家庭を作ろうとしなかったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「奥様も泊まる云うとおいやすさかい...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...いきなり飛び込んで来て心やすさうに云はれる程の仲やあれへん...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...「おやすさんな叱られるクセがある」と云った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...粋なおやすさんが...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...おやすさんという女(ひと)を...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...一番古参だったおやすさんという老女(ひと)が...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...女一人のきやすさに...
林芙美子 「新版 放浪記」
...自分の家のような気やすさである...
火野葦平 「花と龍」
...若し肉親のことを話材にしないのならば自分にだつて或る程度まで彼等の団欒に気易(きやすさ)が求められる一面はある...
牧野信一 「F村での春」
...これは同感でしょう? 何とも云えないわかりやすさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大沢康哲(やすさと)二千六百石であつたから...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...おやすさんは人と成って後田舎(いなか)に嫁したが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...かえって自分の乗じやすさを告白するようなものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...心やすさのままな自由な交際であったが...
横光利一 「旅愁」
...そゞろに大地のこころに抱かれてゞもゐる樣な心やすさが感ぜられる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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