...いろんなやくざな道具と一緒に...
薄田泣菫 「小壺狩」
...其他(そのた)のやくざものに任(まか)せ切(き)り...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...この理論はやくざ者にとって……僕の言い方は少し悪口じみてきたね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...やくざ男に欺(だま)されるのは山の娘の名折れだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...御家人のやくざ者であったり...
中里介山 「大菩薩峠」
...大部分(だいぶぶん)は借財(しやくざい)の舊(ふる)い穴(あな)へ埋(う)めても彼(かれ)は懷(ふところ)に窮屈(きうくつ)を感(かん)じない程度(ていど)に進(すゝ)んだ...
長塚節 「土」
...やくざ者に身を落した又五郎です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんなやくざな野郎が居ちゃ眼障りだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...相手は四十年輩の堅氣ともやくざ者ともつかぬ男...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御朱印(ごしゆいん)の傅次郎とかいふやくざが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...安やくざの半三は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やくざ渡世がふるふる厭になったというお前の料簡は...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...やくざの足を洗うだけあってお前はなかなか感心だよ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...「おれのようなやくざな人間の死も死にあたいするであろうか...
室生犀星 「幻影の都市」
...お前だけはやくざにしたくなかった」一文銭廻って落ちる...
山中貞雄 「森の石松」
...やくざ者はやくざなりに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...父は、二世荻江露友(おぎえろゆう)といって、江戸唄の豊後節(ぶんごぶし)からわかれたこの流派では、名人だったが、安政の大地震で、亡(な)くなるし、母もないし、男の兄弟は、やくざで、一人は兇状(きょうじょう)を食らって、遠島(えんとう)にいっている――などということまで、隠さないのである...
吉川英治 「松のや露八」
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