...役雑(やくざ)なものに名まで似た...
泉鏡花 「浮舟」
...わたしの部屋は汚いやくざなもので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...このやくざ野郎め...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...神尾とても、酒乱の兆(きざ)さざるかぎり、お吉に向って、そう乱暴を働くということもなく、またこの男は、やくざ者だけに、ドコか肌合いにやさし味もあると見えて、そう没義道(もぎどう)に人を使うということもないと見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...このがんりきというやくざ野郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...やくざ旗本の標本みたようなものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにぶしょく渡世のやくざ者にしてからが...
中里介山 「大菩薩峠」
...典型的な安やくざですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やくざ者を斬ったりする柄とは思われません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「権次はやくざ付合いをして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やくざの三之助が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これがやくざの又五郎で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...みじめな街燈雨のひどくふつてる中で道路の街燈はびしよびしよにぬれやくざな建築は坂に傾斜し へしつぶされて歪んでゐる...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...リード夫人に招かれる藥劑師(やくざいし)のロイドさんであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それが今言ったようにやくざなんだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)やくざな者どもでさえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自意識過多に落ち込んでいるものは一番やくざな蛮人と同じだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...新制大學生あたりの“チヤンポン語”――やくざの隱語...
吉川英治 「折々の記」
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