「やくざ」の意味
暴力団員など、正業に就かず博打や暴力を背景に生計を立てる者
小説での「やくざ」の使い方
...『どいてろ、やくざ野郎、おれは貴様なんぞの仲間じゃないぞ、ばか野郎!』そうどなりつけてやりたいと思ったのだが、自分ながら意外なことには、まるきり別なことばが口をついて出てしまったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...やくざ者が相ついで出でたればこそ...
中里介山 「大菩薩峠」
...男のやくざ野郎よりは数十段すぐれた女もあるにはある...
中里介山 「大菩薩峠」
...このがんりきというやくざ野郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...――これは内緒の話だが――やくざでも血を分けた倅に費(つか)われた方が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...傅次郎を勝負事の怨みか何んかで附け廻してゐたやくざが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そいつを見たら孫子の代までも話の種だろうと思いましたよ」「馬鹿だなァ」「安やくざの小三郎が下手人じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やくざの三之助が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...次は伊八といふやくざ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この少々焼きの甘いやくざは思いの外の雄弁になります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やくざの勇吉も氣はないことは無いでせうが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼女の父のタイユフェール[50]は老やくざってやつでね...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...」「ええ、聞きたくもない! 削ぎとった鼻なんかを、この部屋に置いとくなんて、そんなことを私が承知するとでも思うのかい?……この出来そくない野郎ったら! 能といえば、革砥(かわと)を剃刀でペタペタやることだけで、肝腎なことを手っ取り早く片づける段になると、空っきし意気地のない、のらくらの、やくざなのさ、お前さんは! 私がお前さんに代って、警察で申し開きをするとでも思ってるのかい?……ああ、何てだらしのない、木偶(でく)の坊だろう! さっさと持って行っとくれ! さあってば! どこへでも好きなところへ持って行くがいいよ! 私やそんなものの匂いだって嗅ぎたくないんだからね!」イワン・ヤーコウレヴィッチは、まるで叩きのめされたもののように茫然として突っ立っていた...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...一思(ひとおもひ)にこんなやくざ女を蹴とばしてしまはうといきりたつこともあつた...
平出修 「瘢痕」
...やくざめいたこんな間違えでお上へお手数を掛けようなんて...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...やくざで碌でなしでどろぼうみたいで...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...そういえば我々は最もやくざな馬を種馬にする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...亭主の富三郎がやくざ者で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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