...森のやくざ者なのさ...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...己も何てやくざな老いぼれ水夫になったものだろう!」と彼はようやく頬を拭いながら言った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...やくざな私を、無言のうちに叩きあげて下さるのも、すべて兄上のちからである...
太宰治 「人物に就いて」
...家の兄貴はやくざ者だ...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...まったくのやくざ者(ヴォーリアン)じゃありませんか!」彼は極度に興奮状態に陷っていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...二十八まもなくこのやくざ野郎のキリリとした旅姿が...
中里介山 「大菩薩峠」
...これはこのあたりに住む法界坊というやくざ者にて候...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう少し稼(かせ)いでくれると好(い)いのですけれども」彼女は自分の娘婿を捉(つら)まえて愚図だとも無能(やくざ)だともいわない代りに...
夏目漱石 「道草」
...私は放埒(はうらつ)な上にやくざな亭主を持つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町人ややくざの悲しさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腕っ節の強いやくざを二人殺したりするような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...矢つ張りやくざ仲間の出入り事で殺されたとして置く方が無事だらう」「親分」若松屋敬三郎の突き詰めた顏に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この安直(あんちょく)なやくざは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(柄杓を差出す)あたしもやくざ渡世の男を亭主に持った女だ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...おいらも若い時馬鹿してやくざの飯をちっと食った...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...仁侠とやくざの世界に打ち立てられた...
火野葦平 「花と龍」
...「お前はおれのようなやくざな人間のことを考えていちゃいけないよ...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...こっちの良心がすむまいぜ」根はみな「やくざ」も仏心の子か...
吉川英治 「新・水滸伝」
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