...首もとからねじられ...
大江鉄麿 「河の上の職場」
...ある大きなたち木を根もとから切りまげて...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...もとからお丈夫なお方ではありませんでしたから...
太宰治 「饗応夫人」
...もとから清元が地だったので...
徳田秋声 「縮図」
...人々はその子供を母の手もとから引ったてて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...すすき尾花の路のつい足もとから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「野々宮さんはもとから里見さんと御懇意なんですか」「ええ...
夏目漱石 「三四郎」
...もとからよくおみかけ申す方でしたが...
三宅花圃 「藪の鶯」
...もとから荒廃していた邸(やしき)はいっそう狐(きつね)の巣のようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あるいは日本人のもとから大好きで...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...土地にもとからあったものを保存しているのである...
柳田国男 「雪国の春」
...くびじろの肢もとから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...爆けこぼれた粒粒の二三が襟もとから胸の間へ忍び込むと...
横光利一 「旅愁」
...思わず襟もとから...
吉川英治 「剣難女難」
...足もとから轟然(ごうぜん)たる怪火の炸裂(さくれつ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...塔の先端(せんたん)九輪(りん)の根もとから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...信長の足もとからは...
吉川英治 「新書太閤記」
...この三人はもとから竹馬の友で...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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