...舌がもつれるのを避けるために...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...もつれもつれる手の愛にわたしのあたまは野火のやうにもえたつ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...」言葉の奇妙「舌もつれる...
太宰治 「もの思う葦」
...そこへ哀しい人間がきた・考へつつ出来た御飯が生煮で・梅雨晴ごし/\トラツクを洗ふ親も子も田を植ゑる孫も泥をふむ・まづしいけれどもよい雨の糸瓜を植ゑる・とんぼつるめばてふてふもつれるま昼のひかり・煮る蕗のほろにがさにもおばあさんのおもかげ・障子をたたくは夏の虫・蠅もおちつかない二人のあいだ・みんないんでしまうより虫が鳴きだした・雑草のなか蛙のなかや明け暮れて昼も蚊がくるうつくしい蚊六月廿四日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...少し舌のもつれるような低音(バス)で尻下(しりさ)がりのアクセントで呼びありくのであった...
寺田寅彦 「物売りの声」
...舌がもつれるので「山オコゼは」が「ヤバオゴゼバ」とも聞こえるような気がした...
寺田寅彦 「物売りの声」
...もつれるように近づいた...
直木三十五 「南国太平記」
...もつれるように並んで歩きながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...陸橋陸橋を渡つて行かう黒くうづまく下水のやうにもつれる軌道の高架をふんではるかな落日の部落へ出よう...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...一寸感情がもつれると...
牧野信一 「鏡地獄」
...もつれる舌で言うのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...醉つて居る爲めにもつれるのか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...もつれるようにして出て行く)双葉 (その二人の後姿へ)ズーッと向うの端から取ってよ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...機關車の方で聲がする、聲がもつれる、風が吹く...
三好達治 「霾」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...舌のもつれるような口ぶりで訊き返した...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「――夜光の!」もつれる舌で...
吉川英治 「江戸三国志」
...もつれるだけで成立のはずはなかった...
吉川英治 「私本太平記」
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