...ますますもつれるだけだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...もつれるようにして...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ながつたらしくて舌にもつれるから...
太宰治 「お伽草紙」
...ながつたらしくて舌にもつれるから...
太宰治 「お伽草紙」
...からだがもつれるやうな...
種田山頭火 「其中日記」
...例のもつれるやうな足をして...
田畑修一郎 「南方」
...足がもつれるほど走りつづけて...
壺井栄 「二十四の瞳」
...「パール・パールィチでさ」と槍騎兵はもつれる舌で應じた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...一つがもつれると...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...もつれるように近づいた...
直木三十五 「南国太平記」
...母は顔をしかめながら苦痛と衰弱にもつれる舌をようやく働かせて「きょうは死ぬ」というのを「灌腸(かんちょう)がきいたかららくになったでしょう」とそらせる...
中勘助 「母の死」
...「縒る」それが因果的にもつれると...
中井正一 「言語は生きている」
...なんだか舌がもつれるようで...
中里介山 「大菩薩峠」
...饗庭芳子は先生の袴へもつれるようにくっつきながら先生と一緒に廊下へ出て行ってしまったが...
林芙美子 「泣虫小僧」
...なんとなく不自由なもつれるような癖を持っていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...そんなことが話がもつれる原因として小さくねえさ...
三好十郎 「樹氷」
...機關車の方で聲がする、聲がもつれる、風が吹く...
三好達治 「霾」
...そして舌の硬ばったひどくもつれる言葉でしきりになにか云おうとする...
山本周五郎 「柳橋物語」
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