...八の両日)には暮の餅搗(もちつき)に使用する団扇(うちわ)を軽焼の景物として出したが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...十二月餅搗(もちつき)の時もちばなを作り歳徳の神棚へさゝぐるよし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...去年の暮餅搗(もちつき)が濟んだ後で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...順一や康子は餅搗(もちつき)の支度(したく)をした...
原民喜 「壊滅の序曲」
...御霊の善哉屋(ぜんざいや)の餅搗(もちつき)か何かして居る角力取(すもうとり)が仲裁に這入(はいっ)て来て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...つづけて演(う)たせるとか言っているとか申しますが――」「もちつき芝居まで引き止めるのかえ?」「はい...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...鼠浄土の方は「猫さえいなけりゃ云々」の餅搗歌(もちつきうた)などがあるために...
柳田国男 「木綿以前の事」
...本郷の春木座に餅搗(もちつき)芝居の興行...
山本笑月 「明治世相百話」
...実家(さと)の餅搗(もちつき)の加勢に行(い)とるけに...
夢野久作 「近世快人伝」
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