...蟹江はしきりに身もだえして...
梅崎春生 「Sの背中」
...千二は、もだえながら、ぱたりと下に倒れてしまった...
海野十三 「火星兵団」
...景はもだえながら返って来た...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...いくらもだえたつて何うにもならない...
田山花袋 「道綱の母」
...たまらない肉のもだえがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は身もだえするようにして云った...
本庄陸男 「石狩川」
...それらのもだえ悲しみ冷えの類がみんなここに集まって...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...彼女は身もだえをし...
山川方夫 「非情な男」
...身もだえしながら作り声で云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...身もだえをしながら呻いているのである...
山本周五郎 「青べか物語」
...身もだえをしたい気持で面を掩(おお)った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...転々と身もだえた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...最後には両脚を棒のように踏み締めて死にかかった獅子のようにぶるぶると身をもだえた...
夢野久作 「暗黒公使」
...歯噛み、身もだえ、地団駄(じだんだ)、踏んでも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...良人の袖の蔭に身もだえの唇を噛んで「……いいえ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...正季はもだえた...
吉川英治 「私本太平記」
...転々と身もだえしていると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...迷(まよ)いともだえがからんでみえる...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??