...赤旗の奴らのメーデーの歌をもじったこの歌の「卑怯者」とは...
高見順 「いやな感じ」
...もじったものらしい...
太宰治 「水仙」
...荻原新之丞をもじったものであるにみても判ろう...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...とっさに羽左衛門こと市村録太郎(いちむらろくたろう)氏を英語ふうにもじったのである...
谷譲次 「踊る地平線」
...やれコペイキン〔(「コペック」をもじったもの)〕大尉だの...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...オストロフスキーの有名な芝居の登場人物の名にもじったもの...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...それをもじった絵はがきを先生に送った...
寺田寅彦 「自由画稿」
...(訳者注 吾神を否定するという意味であってシュニルディユーをもじったものである)裁判長はブルヴェーに言ったのとほとんど同じような言葉を彼に言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...馬琴の美少年録をもじったような作でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...本所の七不思議をもじったに相違ありませんが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平安朝の言葉をもじった「なんめり」の方が...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...可笑しく葛藤(もつ)れた縁(えにし)の糸のすじりもじった間柄...
二葉亭四迷 「浮雲」
...アラン・ポーをもじったものであることはいうまでもない...
森下雨村 「三十六年前」
...「我々の羊にかえろう」とあるのをもじったもの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小猿 sagoin は Sagon の名をもじったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...王者の象徴たる笏をもじったもの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「あやかしの鼓(つづみ)」の由来を書いていい時機が来たから……「あやかし」という名前はこの鼓の胴が世の常の桜や躑躅(つつじ)と異(ちが)って「綾(あや)になった木目を持つ赤樫(あかがし)」で出来ているところからもじったものらしい...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「桐蔭軒」とは琵琶道場のわきに大きな桐の木があったのでその名があり「無言」は「無絃(むげん)」の意をもじったのではあるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
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