...犯人のおおよその輪廓(りんかく)はきめられたものである...
海野十三 「金属人間」
...大約(おおよそ)半時間(はんじかん)も待(ま)っていると...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...相手の女学生はおおよそ一時間前に...
太宰治 「女の決闘」
...此の土地にいる女達(ひとたち)も大凡(おおよそ)何様(どん)な人柄のくらいは見当が付く...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...眼球が飛び出しそうな程に眼を見開いている事からもおおよそ察せられた...
寺田寅彦 「議会の印象」
...十 常住礼拝の起原おおよそのありさまを前に述べておいたこの墓場のような応接室は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大きさもおおよそのところはわかっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...大体(おおよそ)」「なるべく早く書いてしまおうと思って骨を折っているんですが...
夏目漱石 「虞美人草」
...おおよそその胸算(きょうさん)を立つることも難からず...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...雲がおおよそ彼の腰のあたりにかかって...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...大凡(おおよそ)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...大凡(おおよそ)の見当はついているんで――なかなか品えらみに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...おおよその意味は聞き取れるが...
森鴎外 「鶏」
...おおよそ発生の時期を推測し得られることである...
柳田國男 「地名の研究」
...両方がおおよそ同じくらいである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...おおよそ日本人が村をなしてともに住み...
柳田國男 「名字の話」
...原因がおおよそ定(さだま)っていたことである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...のちにはおおよそ心当りもついたが...
柳田国男 「山の人生」
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