...山も林もお城もくずれてしまって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...五目鮨(ごもくずし)を炊いても...
石川啄木 「刑余の叔父」
...天地もくずれるような大音をあげて...
海野十三 「火星兵団」
...海底の藻屑(もくず)になってしまったが...
海野十三 「空襲警報」
...流れ寄る藻屑(もくず)をそれかと驚喜し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...太平洋の藻屑(もくず)となった...
田中英光 「オリンポスの果実」
...おなじみなぞこのもくずにおなりあそばすのではないかと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...磯吉ははじめから膝(ひざ)もくずさず...
壺井栄 「二十四の瞳」
...その対岸の道路の崖もくずれている...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...火をくれた木頭(もくず)と反身(そっくりかえ)ッてお帰り遊ばす...
二葉亭四迷 「浮雲」
...これは飯沼慾斎(いいぬまよくさい)の『草木図説(そうもくずせつ)』に従ったものだ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...トム公の影は海藻(もくず)の中を泳ぐ縞鯛(しまだい)のように...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...一気に江底の藻屑(もくず)にせん...
吉川英治 「三国志」
...築きかけてきた信仰もくずれそうな心地さえする」「そうか...
吉川英治 「親鸞」
...海のもくずとなられたのではない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一門西海のもくずになったというような...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「行けば行くほど海のもくずよ」誰とはなく...
吉川英治 「平の将門」
...三位卿は膝もくずさず...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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