...天地もくずれるばかりのときの声が上がって...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...五目鮨(ごもくずし)を炊いても...
石川啄木 「刑余の叔父」
...丘は天地もくずれるような大爆音もろとも爆発してしまいました...
海野十三 「怪塔王」
...天地はいまにもくずれそうに...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...魔の淵の藻屑(もくず)と消える様な悲惨事さえ起った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...こんどこそ海底の藻屑(もくず)と消え失せなければならないのか...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...直しているうちに輪郭もくずれて来るし...
寺田寅彦 「自画像」
...端然とすわったまま膝もくずしませんが...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...第九号機は東京湾の波のもくずと消えてしまった...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...焼けてもくずれず...
本庄陸男 「石狩川」
...藻屑(もくず)になった漁民(りょうみん)が何人あるかわからない……といった状態で...
夢野久作 「爆弾太平記」
...トム公の影は海藻(もくず)の中を泳ぐ縞鯛(しまだい)のように...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...やがて約二十里もくずれ...
吉川英治 「三国志」
...とてもむだです」「たとえ遠州灘のもくずとなってもよい! 追えるところまでゆく覚悟(かくご)だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一門海のもくずになったなどと考えるのは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一門西海のもくずになったというような...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「行けば行くほど海のもくずよ」誰とはなく...
吉川英治 「平の将門」
...テレビの画中ではじつに泰然たる座容をすこしもくずしていないのにひきかえて...
吉川英治 「落日の荘厳に似る」
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