...もう一歩という所で突っ放(ぱな)した...
有島武郎 「或る女」
...けれどもう一歩進んで考へますと...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人人」
...もう一歩お先であった...
海野十三 「地球要塞」
...「もう一歩でも上ってみ給え...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それからもう一歩進むと...
田山録弥 「三月の創作」
...もう一歩進んで云えば...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...もう一歩突きつめればすべての滑稽はあわれであり...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...こうした輪廻(サイクル)の道程がもう一歩進んで堕落と廃頽の極に達し俳句が再び「宗匠」と「床屋」の占有物となる時代が来ると...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...もう一歩も踏み出す力がなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...義務はもう一歩も曲げないからです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...けれども彼はもう一歩進んで飽迄其真相を研究する程の権利を有(も)つてゐないことを自覚してゐる...
夏目漱石 「それから」
...もう一歩(いつぽ)も後(あと)へ引けない様に...
夏目漱石 「それから」
...もう一歩進めて云いますと...
夏目漱石 「中味と形式」
...ありきたりの毒とは違つたもののやうですが――」「さア」平次はもう一歩突つ込みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一歩も歩けないから置去りにしてくれといふ...
原民喜 「夏の花」
...これでもう一歩先の或るものが僕に見へた時は...
牧野信一 「爪」
...思い切ってもう一歩天下の大道に踏み出しては...
水上滝太郎 「遺産」
...もう一歩毛利方において譲歩を示すならば...
吉川英治 「新書太閤記」
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