...それにはまたそれでめんどうなわけのある事なのだから...
有島武郎 「或る女」
...なんといってもお前にあとの子供たちのめんどうがかかるのだから……」父の言葉はだんだん本当に落ち着いてしんみりしてきた...
有島武郎 「親子」
...宰相と間違えられていつなんどき面倒(めんどう)なことが発生するやも知れず...
海野十三 「地軸作戦」
...道夫の勉強のめんどうをよく見てくれる雪子姉さん...
海野十三 「四次元漂流」
...そんなめんどうな手数をかけないで...
江戸川乱歩 「大金塊」
...めんどうなむずかしい学問的な詮索(せんさく)は別として...
高神覚昇 「般若心経講義」
...めんどうな事もあるでしょうし...
太宰治 「故郷」
...めんどうくさいけれど親切にしてあげるというような態度も...
太宰治 「誰も知らぬ」
...東京の地図が一枚で足りないというめんどうぐらいは我慢してもだれも小言はいわないであろう...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...そしてまるで子供のめんどうをでもみるように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...殿様や家来方の御機嫌よりも朋輩同士の仲が小面倒(こめんどう)なのよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...大してめんどうでもありませんがね」とすぐに机の引出しから...
夏目漱石 「三四郎」
...そうしてめんどうでもその事情を知らせてもらいたいというんだが...
夏目漱石 「三四郎」
...アダムとイヴの子孫、猿の同族、最高等の有機化合物、万物の尺度、社会を構成する因子、考える葦、世界理性の権化、地球の王者、日本国民、――ああ、めんどうくさい...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...一方で「めんどうくさい...
三好十郎 「肌の匂い」
...この人の言うとおりにめんどうなつながりを世間に持っていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ましてその話を聞かせてはめんどうをお起こしになるでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お廊下のことをおめんどうといい...
柳原白蓮 「私の思い出」
便利!手書き漢字入力検索