...そんな方(かた)ばかりが世の中にいらっしゃるとめんどうがなくなってそれはいいんですけれども...
有島武郎 「或る女」
...なんだって今ごろ……御飯時(どき)も構わないで……」とめんどうくさそうにいったが...
有島武郎 「或る女」
...「ごめんどうですがね...
有島武郎 「或る女」
...めんどうくさそうにたずねました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...たいへんめんどうな...
高神覚昇 「般若心経講義」
...家の者に聞かせたくない話題なども、ひょいと出るかも知れぬし、それに、酒は勿論、酒の肴(さかな)も、用意が無いので、つい、めんどうくさく、外へ出てしまうのである...
太宰治 「酒ぎらい」
...めんどうくさい...
太宰治 「火の鳥」
...「よござんすか、きっと関係を絶つのですよ」桑は関係を絶つ気はなかったが、めんどうだから、「いいとも、きっと絶つよ」と言った...
田中貢太郎 「蓮香」
...いろいろめんどうなことが続いた時...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...子供らの文字のめんどうを見る時間も甚(はなは)だ乏しいと言わなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうち腹が減って歩くのがめんどうになったから...
夏目漱石 「三四郎」
...面倒(めんどう)だから山城屋へ行こうかとも考えたが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...手に負えないめんどうなことが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...めんどうな危険な...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...非常にめんどうな事になってきて...
三好十郎 「恐怖の季節」
...めんどうな理屈はわかりませんけれど...
三好十郎 「その人を知らず」
...すこしめんどうくさくなつていたのです...
三好十郎 「肌の匂い」
...めんどうだと思いながら小君は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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