例文・使い方一覧でみる「めしびつ」の意味

...汚れた飯櫃（めしびつ）があった... 汚れた飯櫃があったの読み方
泉鏡花「婦系図」

...甲（かん）の浦（うら）沖を過ぐと云う頃ハッチより飯櫃（めしびつ）膳具（ぜんぐ）を取り下ろすボーイの声八（や）ヶましきは早や夕飯なるべし... 甲の浦沖を過ぐと云う頃ハッチより飯櫃膳具を取り下ろすボーイの声八ヶましきは早や夕飯なるべしの読み方
寺田寅彦「東上記」

...小（ち）さい飯櫃（めしびつ）も乗っている... 小さい飯櫃も乗っているの読み方
夏目漱石「坑夫」

...朝は飯櫃（めしびつ）の上... 朝は飯櫃の上の読み方
夏目漱石「吾輩は猫である」

...太吉（たきち）は何時（いつ）しか臺（だい）より飯櫃（めしびつ）取（とり）おろして... 太吉は何時しか臺より飯櫃取おろしての読み方
樋口一葉「にごりえ」

...太吉は何時（いつ）しか台より飯櫃（めしびつ）取おろして... 太吉は何時しか台より飯櫃取おろしての読み方
樋口一葉「にごりえ」

...家族の一人として毎日同じ飯櫃（めしびつ）の飯を食うとると... 家族の一人として毎日同じ飯櫃の飯を食うとるとの読み方
正宗白鳥「入江のほとり」

...冬は飯櫃（めしびつ）を毛布（けっと）へ包んでおくと中の飯が冷えません... 冬は飯櫃を毛布へ包んでおくと中の飯が冷えませんの読み方
村井弦斎「食道楽」

...大きな飯櫃（めしびつ）を一人で空（から）にして汁なんぞは五... 大きな飯櫃を一人で空にして汁なんぞは五の読み方
村井弦斎「食道楽」

...ちょいとその御飯をお目にかけて御覧」と婆さんをして飯櫃（めしびつ）を持出さしむ... ちょいとその御飯をお目にかけて御覧」と婆さんをして飯櫃を持出さしむの読み方
村井弦斎「食道楽」

...作るものは主に膳（ぜん）や椀（わん）や鉢やまた飯櫃（めしびつ）である... 作るものは主に膳や椀や鉢やまた飯櫃であるの読み方
柳宗悦「全羅紀行」

...一つの飯櫃（めしびつ）や鍋（なべ）の物を... 一つの飯櫃や鍋の物をの読み方
柳田国男「母の手毬歌」

...空っぽの飯櫃（めしびつ）がころがって... 空っぽの飯櫃がころがっての読み方
夢野久作「いなか、の、じけん」

...それから銀次は上り口に飯櫃（めしびつ）を抱え出して... それから銀次は上り口に飯櫃を抱え出しての読み方
夢野久作「骸骨の黒穂」

...奥へ膳（ぜん）や飯櫃（めしびつ）を運んでいるところへ... 奥へ膳や飯櫃を運んでいるところへの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...勝手に飯櫃（めしびつ）や漬物や土瓶（どびん）などを持ち出した... 勝手に飯櫃や漬物や土瓶などを持ち出したの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...飯櫃（めしびつ）なども... 飯櫃などもの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...お隣の飯櫃（めしびつ）をのぞいてみると... お隣の飯櫃をのぞいてみるとの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

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