...じつにめざましいものでした...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...もう郵便がくる日かげ若葉めざましい枯枝をひらふ・郵便もきてしまへば長い日かげ・湯があふれる憂欝がとけてながれる(改作)五月廿二日とてもよいお天気...
種田山頭火 「其中日記」
...実にめざましい変革がなされた...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...めざましい抵抗も試むることができないで縄にかかってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...久しく田舎(いなか)に引籠(ひきこも)っていた神尾の眼には、この女の姿が、めざましいほど、若くあだっぽく見えるものらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...めざましい空の碧(みどり)の色を...
中里介山 「大菩薩峠」
...過去の下町娘は氣凛において實にめざましいものをもつてゐたが...
長谷川時雨 「下町娘」
...皇后の醜聞(スキャンダル)をまきおこしながら帝政ロシアの崩壊を助けるめざましい働きをすることになる...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...めざましい灌木が生えていた...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...こんなにめざましい働きをしたんでさあ...
正岡容 「初看板」
...わたしはとうからかれのめざましい成長発達(せいちょうはったつ)を予期(よき)していた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...めざましい勇気を揮ってその威武を示そうと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々が怨恨・残忍・野心・吝嗇(りんしょく)・悪口・謀反(むほん)に向う傾向を助長するときにはめざましい働きをするが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...実にわたしの時代の最もめざましい事件の一つとして数えるに足りるように思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こうして我々の総体死*というめざましい光景が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...加代のめざましい進歩は...
山本周五郎 「日本婦道記」
...仲間の二頭の犬とフランソアの共同教授の下でめざましい進歩をとげた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...新田義貞は、さすが北国では、自分に悔いなき戦いをして、金ヶ崎、杣山(そまやま)の二城を根拠に、めざましい経略、また奮戦をみせたという...
吉川英治 「私本太平記」
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