...目の前にもやがむらがりはじめるのです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...一杯ひつかけたいのをこらへて!曼珠沙華がむらがり咲いて美しい...
種田山頭火 「其中日記」
...ちさき牝牛のむらがりを夜半に獅子王襲ひ來て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鐘の響きに夕がらす入日名殘の影薄きあなたの森にゐるがごとむらがりたちて淀みなくそゞろに起るわが思ひ...
土井晩翠 「天地有情」
...そこやかしこの暗い森からまた遙かなる山山の麓の方からさびしい弧燈をめあてとしてむらがりつどへる蛾をみる...
萩原朔太郎 「青猫」
...そのあたりには鳥などもむらがり飛んでいたのでありましょう...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
......
牧野富太郎 「植物一日一題」
...いかにさまざまな想像が我々の心の底にむらがり起ることか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...蘇飛(そひ)のまわりへむらがり寄ったが...
吉川英治 「三国志」
...むらがり寄って高手小手に縛(いまし)めてしまった...
吉川英治 「三国志」
...一部の兵馬が黒々とむらがり...
吉川英治 「私本太平記」
...この低地帯にむらがり住む貧者のために考えられた社会救済を...
吉川英治 「私本太平記」
...山上にむらがり立って...
吉川英治 「新書太閤記」
...信孝の身辺をむらがり守る騎馬の士たちの足なみをも...
吉川英治 「新書太閤記」
...むらがり立っている敵軍を眉の前に感じた...
吉川英治 「新書太閤記」
...総構(そうがま)えに拠(よ)っている甲冑(かっちゅう)のむらがりは...
吉川英治 「新書太閤記」
...むらがり戦う鉄甲のかたまりのうち...
吉川英治 「新書太閤記」
...辻々にむらがり一団一団とかたまっては...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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