...隠れ場所に選んだのです」彼はむらがり起る数々の疑問に何からたずねてよいのか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...五ばんに踊(をどり)の者大勢花やかなる浴衣(ゆかた)に(正月なれど人勢に熱(あつく)てゆかた也)色ある細帯(ほそおび)をなし群行(むらがりゆく)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...山烏(やまからす)よくこれをしりてむらがりきたり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...さては雄鹿のむらがりに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...彼の身のまわりにむらがり寄る怪物にむさぼりくらわれてしまう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...湖水の底の水草のむらがりを見る思いでした...
太宰治 「たずねびと」
...一杯ひつかけたいのをこらへて!曼珠沙華がむらがり咲いて美しい...
種田山頭火 「其中日記」
...漂いくる野薔薇の花の香に虻のむらがり鳴く声が耳立って聞える...
永井荷風 「百花園」
...もちまえの好奇心が湧然とむらがりおこり...
西尾正 「放浪作家の冒険」
......
萩原朔太郎 「青猫」
...かしこにここにむらがりさ青にふるへつつくらげは月光のなかを泳ぎいづ...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...蘇飛(そひ)のまわりへむらがり寄ったが...
吉川英治 「三国志」
...むらがり寄る橋口の敵もたちまち突破した...
吉川英治 「私本太平記」
...山上にむらがり立って...
吉川英治 「新書太閤記」
...むらがり立っている敵軍を眉の前に感じた...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵のむらがりを目がけてその中核へ突き進んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...一門の紅旗や楯や弓のむらがりが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...河原へむらがり立った各部隊の騎馬武者たちは...
吉川英治 「源頼朝」
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