...いまでは裸(はだか)の壁がむきだしになっています...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...うらめしそうに歯をむきだしていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...突然歯をむきだし...
岩野泡鳴 「猫八」
...赤眼(あかめ)むきだし思案顔...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ひどくかたむきだした...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...むきだしにあらわれた...
海野十三 「爆薬の花籠」
...歯をむきだしてげらげらと笑った...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ターネフ首領をむきだしにしている...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ワーリカはブラッシをとり落とすが、すぐさま頭を振り、眼をむきだして、そのへんのものが目蓋(まぶた)のなかで、伸びたり動いたりしないように、懸命にじっと見つめる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...私は自分のむきだしな心が痛々しかった...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...あらゆる事実がむきだしに散乱してる頭脳もあろう...
豊島与志雄 「風景」
...妙に遠慮深いところのできた敬太郎はなるべく露骨(むきだし)に女の方を見るのを慎(つつ)しんでいた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...丸みを帯びた肥った背中をむきだしにして机によりかかり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...大きな広間の天井には煤色の栂(とが)の太い梁(はり)がむきだしになっている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...むきだしになった両腕に...
火野葦平 「花と龍」
...人々の前にむきだした...
宮本百合子 「「委員会」のうつりかわり」
...お礼を云われるようなことはしやしませんよ」おたかは人の好い性質をむきだしに...
山本周五郎 「柳橋物語」
...少しむきだしすぎる暗示を投げてはゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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