...社員(しやゐん)充満(みちみち)ていづれも豪傑然(がうけつぜん)たり...
饗庭篁村 「隅田の春」
...そしてやわらかい光線がみちみちていて...
海野十三 「海底都市」
...途々(みちみち)夫人はこんなことを云った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...みちみち、きりぎりすの声うるさく、ほたるも、ばら撒(ま)かれたようにたくさん光っていた...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...しかし惡いかしら?」みちみちH君は手帖をめくつてみせながらそんなことをいふ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...なんだか三又土筆てのを見つけるやうな気がしてよ』とおたあちやんは行く途々(みちみち)云ひました...
野口雨情 「虹の橋」
...「親分」帰りを急ぐ途々(みちみち)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...みちみち 小川も ありました...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...そこにはえりぬきの品々がみちみちている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...途々(みちみち)材料を拾い上げて改造しようとする者もある...
柳田国男 「雪国の春」
...笑うにも笑えない……たしかに私を私と知っている確信にみちみちた……真剣な……悽愴(せいそう)とした……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...秦!」「なんだと」「途々(みちみち)...
吉川英治 「三国志」
...そこでさて泣き虫蛾次郎、すこし気どって、れいのボロ鞘(ざや)の刀を差(さ)しなおし、松の小道をとって、ふもとの方へ歩きだしながら、みちみち、山椿(やまつばき)の葉を一枚もいで唇(くち)にくわえ、木(こ)の葉(は)笛(ぶえ)で調子をとりつつ、へんな歌をさけびだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...途々(みちみち)賊あらば捕え...
吉川英治 「新・水滸伝」
...善信が京都からこの越後へ送られてくる途々(みちみち)の間に...
吉川英治 「親鸞」
...途々(みちみち)...
吉川英治 「源頼朝」
...その途々(みちみち)...
吉川英治 「宮本武蔵」
...みちみちお祈りをする...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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