...みぞほり人夫の家には...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...そこのみぞ、物黒くする、かの星も、よそに見るてふ、ひくき野よ、こゝに投げよ、縁の土に、甘露吸ふ、なが清らにも、かゞやくまなこと、又は春の、花にも染めよ、野邊の色...
ジョン・ミルトン John Milton 上田敏訳 「リシダス」
...眉の間にもたてじわが三本も深くみぞをきざんでおり...
海野十三 「怪星ガン」
...「やんだね、みぞれが...
太宰治 「火の鳥」
...畝溝(うねみぞ)に橋をかけてる枯枝の上に一匹の蟻(あり)がはっている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...旦那(だんな)も馬もよくまあ往来の溝(みぞ)にもころげ込まねえで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...或は古今未曾有(みぞう)の長篇になるだろうという腹はその当時から決めていた...
中里介山 「生前身後の事」
...なあ溝部(みぞべ)」「それに違いない」「それ見ろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぐしゃりと濡れ薄の上へ腹をつけて恐る恐る首だけを溝(みぞ)の上へ出して...
夏目漱石 「二百十日」
...みぞれまじりの夜の嵐をついて...
服部之総 「望郷」
...出(で)あひし物(もの)はみな其樣(そのやう)に申(まを)せども是(こ)れみな時(とき)のはづみぞかし...
一葉女史 「ゆく雲」
...鳩尾(みぞおち)に当てられる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...十一月になると雪や霙(みぞれ)の日が多くなって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...霙(みぞれ)が風にあふれて降って...
山下利三郎 「流転」
...小溝(こみぞ)の水までが美しく底を見せていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...みぞれ曇りの下に見わたされる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...鳩尾(みぞおち)のあたりへ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...思いだすたんびに鳩尾(みぞおち)のへんがドキリとせずにはいられないような――そんな人物に...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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