...書物だけ恵むで欲しいといふのがある...
薄田泣菫 「茶話」
...またその恵みに浴することのまことに恐るべき大いさ深さ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...耳に智恵子の声をきく時わたくしは正しい...
高村光太郎 「智恵子抄」
...トマトと桃の恵投にあずかり...
太宰治 「たずねびと」
...若々しい愛情と、皮肉な知恵と、有情な肉体の悩ましい温かい香りと、影が消え情熱が眠っている輝かしい微笑...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...憐れみの情から恵んでほしくはありません...
豊島与志雄 「二つの途」
...日の神の恵みを本当に身に受けた行者でもなんでもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...なんとしても結構な智恵は浮びそうもなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...永久に解るはずはないと思ったのは恐るべき悪智恵(わるぢえ)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小夜子に度々会う機会を恵まれませんでしたが...
浜尾四郎 「死者の権利」
...自分の智恵(ちえ)と...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「猫吉親方」
...両目や額に何か歳を重ねたような気配があるが、髭(ひげ)をきれいに剃っている場合、健康に恵まれ、人生を謳歌している男は判断するのがとても難しい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...儲けた利益丈をその老人と家族へ恵んでやろうと云う企画で私を喜ばした...
松永延造 「職工と微笑」
...今日の境遇の得られたのも院の恩恵であると思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右本御恵賜被下候由扨々忝奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...里恵が修して梨影(りえい)に作つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その知恵度を越えざればなり(ラクタンティウス)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何という恵まれた晩だろうか――と彼が欣(よろこ)びの笑みをもらしていると...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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