...悲惨(みじめ)なのは男で...
薄田泣菫 「茶話」
...他方で同時に苦しめられているみじめな男の刑罰と同様に...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...悪い女なればこそこうしてみじめな……」「身を誤ったはお前ばかりではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...女房に死なれて一人の娘を亡(うしな)つた與三郎はいかにもみじめです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんなみじめな思ひをする爲に...
林芙美子 「秋果」
...このみじめな女は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...そしてこのみじめさにあいながら戦争を欲するかのような口ぶりの人にあって憤まんを感じた平和の運動が広島からおこるのは当然すぎることだ...
原民喜 「原爆体験以後」
...みじめになって、心が傷つくだけのことだから...
久生十蘭 「あなたも私も」
...いよいよみじめになるだけだわ」菱苅は双眼鏡をとりあげ...
久生十蘭 「一の倉沢」
...軍法にそむく者の最期はみじめである...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...他人からみじめな子として見られ...
北條民雄 「青年」
...苦しいみじめな気持が湧いてきたのか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...自分がどんなにみじめであるかは心で問題にせず源氏の君のせめて健在でいることだけを喜んだではないか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしはこうした連中に取りまかれたきわめてみじめな瀕死の人をたくさんに見た...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...気の滅入るほどみじめにみえた...
山本周五郎 「ちゃん」
...このみじめな敗戦に...
吉川英治 「三国志」
...みじめらしゅう思われますが...
吉川英治 「新書太閤記」
...とびきりみじめなしごとにつかせようとおもいたちました...
アンドルー・ラング再話 Andrew Lang 大久保ゆう訳 「シンデレラ」
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