...でも、いちばん大事な仕事は、空の星をみんな下ろして、みがくことだよ...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「眠りの精」
...わたしのみがく桃色のうつくしい足のゆびは...
大手拓次 「藍色の蟇」
...琵琶湖畔にたちて走る油鰭(もろこ)よみがくれに網代(あじろ)の網はくぐるとも...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...水馬(すゐま)うかべる水隱(みがく)れ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...匂ひ香(が)しめる水際(みぎは)の繁みがくれの巣ごもり...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...夜長ゆう/\として煙管をみがく――といふやうなものが出来た...
種田山頭火 「行乞記」
...おこつた炭ではあるけれど・火鉢もひとつのしづかなるかな・椿が咲いても眼白が啼いても風がふく・竹があつて年をとつて梅咲いてゐる・手をひいて負うて抱いて冬日の母親として・このさびしさは山のどこから枯れた風・蓑虫の風にふかれてゐることも・風ふくゆふべの煙管をみがく追加・枯野をあるいてきて子供はないかなどゝいはれて・ゆふ空へゆつたりと春めいた山二月八日日が射してゐたが...
種田山頭火 「其中日記」
...石をみがく(丘)・機関庫のしづもれば昼虫のなく・これが山いちじくのつぶらなる実をもいではたべ(門)・風ふく草の...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「草木塔」
...手の爪をみがくのが終りである...
豊島与志雄 「塩花」
...誰もが齒をみがくことを億劫がつてゐた...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...此(この)うへは優美(ゆうび)の性(せい)をやしなつて徳(とく)をみがく樣(やう)に教(をし)へ給へ...
樋口一葉 「經つくゑ」
...彼は素馨(そけい)の茂みがくれに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...それに僕(ぼく)毎日百ずつ息(いき)をかけてみがくんですもの」「実際(じっさい)そうだといいがな」とお父さんが申(もう)しました...
宮沢賢治 「貝の火」
...益夜ねる前に歯をみがくことの効果を信じる次第です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
室生犀星 「星より來れる者」
...ずしりとした重みがくる...
山川方夫 「お守り」
...珠をみがくように諸芸を仕込んで楽女(がくじょ)とした...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう?巣