...ついほほえみがくちびるにのぼって来て...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...歯をみがくでもない...
石川欣一 「可愛い山」
...人智をみがくために...
海野十三 「『火星兵団』の作者の言葉」
...上から胡粉(ごふん)を塗ってみがくのです...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...匂ひ香(が)しめる水際(みぎは)の繁みがくれの巣ごもり...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...――大慈悲の龕(づし)の御かげを見隱(みがく)しに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...ちょうどその時旧盆の農休みがくる...
高村光太郎 「山の秋」
...おこつた炭ではあるけれど・火鉢もひとつのしづかなるかな・椿が咲いても眼白が啼いても風がふく・竹があつて年をとつて梅咲いてゐる・手をひいて負うて抱いて冬日の母親として・このさびしさは山のどこから枯れた風・蓑虫の風にふかれてゐることも・風ふくゆふべの煙管をみがく追加・枯野をあるいてきて子供はないかなどゝいはれて・ゆふ空へゆつたりと春めいた山二月八日日が射してゐたが...
種田山頭火 「其中日記」
...・いつまで生きることのホヤをみがくこと・ひとりをれば蟻のみちつづいてくる・草の青さできりぎりすもう生れてゐたか・胡瓜植ゑるより胡瓜の虫が暑い太陽風ふくゆふべのたどんで飯たく(追加)五月十一日雨...
種田山頭火 「其中日記」
...又しづまりかへつてゐた下方で突然又あの板切れの井桁積みがくづれる音がした...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...たえず勉(つと)めて自分の平凡な才をみがくべき年ごろに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「稲荷山三つの灯し火明らかに心をみがく鍛冶の道…」のその最初から...
豊島与志雄 「白木蓮」
...此(この)うへは優美(ゆうび)の性(せい)をやしなつて徳(とく)をみがく樣(やう)に教(をし)へ給へ...
樋口一葉 「經つくゑ」
...丹念(たんねん)に鼻眼鏡をみがく...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...左大臣家では東の御殿をみがくようにもして設備(しつら)い婿君を迎えるのに遺憾なくととのえて兵部卿(ひょうぶきょう)の宮をお待ちしているのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...湯舟からあがると再び黄金(おうごん)をみがくように五体のすみずみまで...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...少しずつそれを捏(こ)ねまわし削りみがく間に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...珠をみがくように諸芸を仕込んで楽女(がくじょ)とした...
吉川英治 「三国志」
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