...万延(まんえん)元(がん)(一八六〇)年(ねん)一月(がつ)十九日(にち)...
高山毅 「福沢諭吉」
...その熱病が欧州にまでも蔓延(まんえん)した...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...その節株連(しゅれん)も蔓延(まんえん)も構わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...多人数に株連蔓延(まんえん)せば善類を傷(そこな)う事少なからず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...虎列拉病(コレラびょう)が両三度にわたって東京の町のすみずみまで蔓衍(まんえん)したことがあった...
永井荷風 「西瓜」
...西洋の都会に蔓延(まんえん)している私娼(ししょう)と同型のものである...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...銀座通の裏表に処を択(えら)ばず蔓衍(まんえん)したカフエーが最も繁昌し...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...この勢いで貧窮組は江戸の市中へ蔓延(まんえん)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...実際にはこの種の熱病の蔓延(まんえん)は...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...その復舊費(ふつきゆうひ)二千四百餘萬圓(にせんしひやくよまんえん)を入(い)れると合計(ごうけい)一億三千七百餘萬圓(いちおくさんぜんしちひやくよまんえん)といふ計算(けいさん)でした...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...一族蔓延(まんえん)の場合にはこれもまた区別になりにくい...
柳田國男 「名字の話」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...ひじょうにひろく蔓延(まんえん)するし...
山本周五郎 「山彦乙女」
...だんだん蔓延(まんえん)の兆(きざ)しがある...
吉川英治 「私本太平記」
...おそろしい勢いでまんえんの兆(きざ)しをみせ出していた性慾往生(せいよくおうじょう)を教義とする新興宗教の立川流とよぶ...
吉川英治 「私本太平記」
...にわかに御同意はできません」「何を見てか?」「異教の蔓延(まんえん)です」「ばてれんの問題か...
吉川英治 「新書太閤記」
...日と共に蔓延(まんえん)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...二年ぐらいの周期で蔓延(まんえん)するっていうが...
蘭郁二郎 「睡魔」
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