...四百(しひやく)の人命(じんめい)と三千萬圓(さんぜんまんえん)の財産(ざいさん)とを損(そん)し...
今村明恒 「地震の話」
...年々(ねん/\)十萬圓(じゆうまんえん)の費用(ひよう)にて出來(でき)る程度(ていど)である...
今村明恒 「地震の話」
...死(し)んだ金魚(きんぎょ)が三匹(びき)で一万円(まんえん)はしたろうということや...
大下宇陀児 「金魚は死んでいた」
...三万円(まんえん)だとふつかけて持(も)つて行(い)つたんですが……」「老人(ろうじん)は金魚(きんぎょ)が好(す)きだつたのかね」「どうですかね...
大下宇陀児 「金魚は死んでいた」
...きたない小工場が疥癬(かいせん)みたいに蔓延(まんえん)した...
高見順 「いやな感じ」
...万延(まんえん)元(がん)(一八六〇)年(ねん)一月(がつ)十九日(にち)...
高山毅 「福沢諭吉」
...その節株連(しゅれん)も蔓延(まんえん)も構わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...多人数に株連蔓延(まんえん)せば善類を傷(そこな)う事少なからず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...西洋の都会に蔓延(まんえん)している私娼(ししょう)と同型のものである...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...銀座通の裏表に処を択(えら)ばず蔓衍(まんえん)したカフエーが最も繁昌し...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...下卑た根性(こんじょう)を社会全体に蔓延(まんえん)させるからね...
夏目漱石 「二百十日」
...通草(あけび)だのの蔓草(つるくさ)が実にややこしい方法で絡(から)まりながら蔓延(まんえん)していた...
堀辰雄 「美しい村」
...日本(につぽん)が外國(がいこく)へ輸出(ゆしゆつ)した總額(そうがく)の一億一千七百萬圓(いちおくいつせんしちひやくまんえん)よりもまだ遙(はるか)に多(おほ)くの金額(きんがく)だつたので...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...そして不時にはじまった夏の炎熱――そのために運河の水はなまあたたかくなってしまったのだが――それがとりわけまんえんを助けた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
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山之口貘 「鮪に鰯」
...にわかに御同意はできません」「何を見てか?」「異教の蔓延(まんえん)です」「ばてれんの問題か...
吉川英治 「新書太閤記」
...多人数に株蓮(しゆれん)蔓延(まんえん)せば...
吉田松陰 「留魂録」
...二年ぐらいの周期で蔓延(まんえん)するっていうが...
蘭郁二郎 「睡魔」
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