...その「煙のビスケット」が生物のように緩やかに揺曳(ようえい)していると思うと真中の処が慈姑(くわい)の芽のような形に持上がってやがてきりきりと竜巻のように巻き上がる...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...秋の日がかんかん照りつけるので柿の葉が乾燥してじりじりと巻き上がるのでいつの間にかそっくりと雀を包んで動けないように縛ってしまう...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
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