...さて、さむい国からきた学者は、年は若いし、りこうな人でしたが、でもまる一日、にえたぎっているおかまの中にすわっているようで、これにはまったくよわりきって、げっそりやせてしまいました...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...ながいまる一日、ひいさまたちは、海の底の御殿の、大広間であそびました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...こうして、まる一日、ふたりはいっしょになっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...まる一日かかった...
海野十三 「見えざる敵」
...死(し)んでしまつたことになりますね」「まる一日(にち)……というと...
大下宇陀児 「金魚は死んでいた」
...………とうとう朝からまる一日立ってしまっても...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...……そこでまる一日(いちんち)...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...それからまる一日...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その喰うや喰わずの生活も出来なくなって終(しまい)にまる一日...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...まる一日でも動かずに坐っていることができる...
久生十蘭 「だいこん」
...この情熱、この天真爛漫さ、いかにも私は好感が持ててならないのであるが、余り他のこと許りは云へない、さう云へば私にも青春の果てちかく、残花のやうな女とふたり、さみだれの日を町中のホテルに、丁どまる一日、籠(こも)りに籠つて、その夜、女におくられて西下した...
正岡容 「吉原百人斬」
...まる一日働かなければならないけれど...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...わたしは犬はまる一日自分のそばにいなかったのだから...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まる一日忙しい目に逢いました...
水谷まさる 「シンデレラ」
...泥に埋まる一日も早く今のうちに風が烈しくなってもその中に立って吹きたおされないで居られる程のものにはなしておかねば!それには東京だ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
......
三好達治 「一點鐘」
...「まる一日働いたことがねえ」といわれていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...二それからまる一日...
山本周五郎 「風流太平記」
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