...さて、さむい国からきた学者は、年は若いし、りこうな人でしたが、でもまる一日、にえたぎっているおかまの中にすわっているようで、これにはまったくよわりきって、げっそりやせてしまいました...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...ながいまる一日、ひいさまたちは、海の底の御殿の、大広間であそびました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...まる一日あるきつづけて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...まる一日かかった...
海野十三 「見えざる敵」
...まる一日は歩いたであろう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...君だってまる一日考えたらいいだろうから...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...……そこでまる一日(いちんち)...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...で醫者はまる一日というもの...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それからまる一日様子を窺(うかが)った」「手の混んだ事をしたものですね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...稽古の始まるまでまだまる一日あるわけだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まる一日働かなければならないけれど...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
......
三好達治 「一點鐘」
...この人〔ソクラテス〕はギリシアの大軍を前にして、まる一日ひと晩、何か深遠な思想に心をうばわれ恍惚として立ちつくした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのあいだまる一日半という時間の経過が...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...まる一日半も水ばかり飲んで歩いたあとで...
山本周五郎 「風流太平記」
...二それからまる一日...
山本周五郎 「風流太平記」
...漸く前後まる一日の為事をして帰つて来るのだといふ...
若山牧水 「木枯紀行」
...まる一日松の林や草むらの間をうろ/\してゐた事があつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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