...しかもなほ力の窮(きわ)まるを知らず...
芥川龍之介 「病中雑記」
...やがて人は嵐に捕まる...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...海はまるで、深い谷の上にひろがっている空の一部になったかのようでした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...支那の剃刀とはまるで違う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...まるで、ペスト菌(きん)でもまぶれついているかのように、あわてて焼かれた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...その郡上街道のいずれの地点に止まるのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...昨日からまる一日...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで小鳥が兩袖でかこまれてゐるやうにも見えました...
林芙美子 「大島行」
...到底(とて)も相談の纏(まと)まる見込はない...
二葉亭四迷 「エスペラントの話」
...しかも屎まると詠みたり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...縁に立って見ると、正面に小さい山が幾つも重なっている奥に、まるい、落葉した木立ちが立ち続いた大きい山の頭が見える...
水野葉舟 「土淵村にての日記」
...私達が急いで垂幕を下した狭い車の中が俄かに呼吸がつまるようだ...
水野葉舟 「遠野へ」
...だって、こまるわ、姉さんのようにして居りますのよ、なんて、ああいうひと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その辺の調度類とも、まるきり、ふさわしく無い青しょびれた風貌で、セルの着物の袖つけの所の大きくほころびたのを着て、痩せた肩を突っぱらしている...
三好十郎 「好日」
...まるっきり自惚れ...
三好十郎 「好日」
...よく人が刺繍の出来ばえを評して「まるで絵のようだ」とか...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...まるで数少ない仲間にめぐりあったような貴重な気やすさを愉しんでいたのかも知れなかった...
山川方夫 「その一年」
...同じ捕まるものならばわしの法縄(ほうじょう)に縛られぬか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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