...生れは奄美(あまみ)大島だからね...
梅崎春生 「幻化」
...泥まみれになって降りて来た...
海野十三 「空襲葬送曲」
...邪鬼は血塗(ちまみ)れになって叫んだ...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...子供の頃やはり泥まみれになつたり...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...投ぐればあなたヘクト,ルの脚下に塵にまみれ落つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...細い縞の浴衣が埃にまみれている...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...鼻の頭はいつしか血まみれになった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...豆梨の花をつまみ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...ヘッ」「粉煙草がひとつまみしか残っていないのだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...耶蘇の素足は砂にまみれ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...君もひとつ泥にまみれてくれというのだ……返事はすぐでなくてもいい...
久生十蘭 「ハムレット」
...宿屋の裏の山径(やまみち)などへ散歩に行くと...
堀辰雄 「美しい村」
...このヘビイチゴの実には甘味(あまみ)がないからだれも食(く)わない...
牧野富太郎 「植物知識」
...半身泥まみれになった馬は...
水野葉舟 「黄昏」
...おれこそ荒神さまみたようなもんじゃないか...
山本周五郎 「ひとごろし」
...一敗地にまみれ去った...
吉川英治 「三国志」
...血まみれな人々の甲冑(かっちゅう)にふれると...
吉川英治 「新書太閤記」
...全身汗にまみれ、自分の揉む板の先の湯の泡に見入りながら、声を絞ってうたい続けるのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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