...継母(ままはは)がまま子をいびり抜くように没義道(もぎどう)に取り扱った...
有島武郎 「或る女」
...お雪は桃太郎やお月お星の繼母(ままはは)の話が終らぬうちにすやすやと安かな眠に入つて了ふのであるが...
石川啄木 「散文詩」
...継母(ままはは)でも遇(あしら)ふ様に...
石川啄木 「赤痢」
...継母(ままはは)に売られて行きましたの...
泉鏡花 「歌行燈」
...肺病の継母(ままはは)に卵を一つだけ買ってくることを命じられて家を出たが...
江戸川乱歩 「影男」
...聡明な継母(ままはは)との間で...
太宰治 「風の便り」
...悪魔(あくま)のついた継母(ままはは)は...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...継母(ままはは)は部屋(へや)へはいって...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...それにお母(っか)さんが継母(ままはは)ですから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...継母(ままはは)お滝の駭(おどろ)きは申すまでもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...継母(ままはは)の由喜子とは姉妹としか見えません...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...持つまじきは放蕩(のら)を仕立(したつ)る継母(ままはは)ぞかし...
樋口一葉 「大つごもり」
...昔からある継母(ままはは)話のように...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...優しいこの継母(ままはは)はよく世話をして周囲にも気を配ることを怠らないのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは継母(ままはは)の宮のお手になったものらしかったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...継母(ままはは)の夫人が愛しないで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...継母(ままはは)に悪(にく)まれたれど神の恵(めぐみ)ありて...
柳田国男 「遠野物語」
...継母(ままはは)に憎まれて着せられたというような...
柳田国男 「木綿以前の事」
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