...」「どっちも真平(まっぴら)だ...
芥川龍之介 「路上」
...まっぴらごめんと...
海野十三 「火星兵団」
...「まっぴら、御免なせえまし」というすご味を利かせたつもりなのが、目白押しになって、不意に押しかけて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...まっぴら御免下さいまし」障子の外から猫撫声(ねこなでごえ)がしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...冷たい接吻はまっぴらなのよ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...これ以上引きまわされることはまっぴらだったし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...真平(まっぴら)御免だ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...まっぴらごめんねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...お蔦 どうかしたのかえ、ボンヤリしてさ?……こんなこと、もう、まっぴら...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...そんなものはおめえまっぴらだ」「かさ持ちってなんだ」と脇で聞いていた長(ちょう)が云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...おれはまっぴらだ」猪之は断わったらしい...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...まっぴら御免候だ」松はぐらぐらと頭を垂れ...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...拵えといたお肴(さかな)みんな猫にやっちゃうから」「猫がまっぴらだとさ」「およしなさいったらねえいいかげんに...
山本周五郎 「桑の木物語」
...出れば喧嘩というのもまっぴらだわ」「自分の玩具だと思ってやがる...
山本周五郎 「桑の木物語」
...「おれはまっぴらだ」おすえは五日めごとに来ていた...
山本周五郎 「さぶ」
...こんなやつらと折合ってゆくなんてまっぴらです」「それはわかりましたわ」おたよはやはり含み笑いをしたまま...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...……ま……真平(まっぴら)御免です...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あたしあなたのお相手なんかまっぴらだわ...
横光利一 「上海」
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