...また聞きのことでもあるから全く誤謬(ごびゅう)がないとはいえない...
有島武郎 「小作人への告別」
...さなくて清子氏よりのまた聞きにては...
伊藤野枝 「書簡 蒲原房枝宛」
...『どうしてつまらないのさ』私はその小さなふくれつ面を面白がつてまた聞きました...
伊藤野枝 「白痴の母」
...ふとまた聞きつ、榛樹(はしばみ)の縒葉(よりば)こぼるる木がくれに、人しれずこそ會ひし日の忘れて久のささやきを...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...船頭はまた聞きかへした...
田山録弥 「船路」
...今日もまた聞きたいものと...
永井荷風 「鐘の声」
...また聞き取ってやる必要もない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「君はどこへ」とまた聞き直す...
夏目漱石 「虞美人草」
...「神とは何だ」と兄さんがまた聞きました...
夏目漱石 「行人」
...「徹底していないと思うか」と兄さんがまた聞きました...
夏目漱石 「行人」
...すると長蔵さんがまた聞き出した...
夏目漱石 「坑夫」
...大丈夫かい」とまた聞き直したから...
夏目漱石 「坑夫」
...Kはその叔母さんは何だとまた聞きます...
夏目漱石 「こころ」
...また聞き返したらこう云った...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...」博士は堅く時計を握つたまま、また聞きました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...また聞きたいという気持もなかった...
山本周五郎 「さぶ」
...また聞きたくもないと...
吉川英治 「源頼朝」
...そんな噂をまた聞きした人々と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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