...今日(けふ)のまさる日に...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...万人の群議にはるかにまさる素直な適切の御処置であつたといふ事がわかつてまゐりますやうな工合ひのもので...
太宰治 「右大臣実朝」
...相州にまさるとも劣らぬ大奸物...
太宰治 「右大臣実朝」
...あきにもまさる...
太宰治 「盲人独笑」
...『逢わぬは逢うにいやまさる』といった都々逸(どどいつ)の文句のように錯綜(さくそう)して...
田中英光 「オリンポスの果実」
...恋しさはまさるのみであった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...父にまさる遊び相手は世になきように幼き時より思い込みし武男のほかは...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...現代日本の政治的圧迫に堪へざらんとする吾人に対し(少くとも余一個の感情に訴へて)或時は皮肉なる諷刺となり或時は身につまさるる同感を誘起せしめ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...聽きしにまさる豪勢な暮しでしたよ」「聽きしに優ると來たか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神仏にもまさるべき善はない...
林芙美子 「浮雲」
...小高まさるは「お父ちゃん」以来のなじみだから馴れてる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...秋はてて寂しさまさる木(こ)の本(もと)を吹きな過ぐしそ嶺(みね)の松風とお歌いになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...確かに前者にまさるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また歩兵数十団など征下してくる時にもまさる偉観だった...
吉川英治 「三国志」
...その貧しい人々よりもまさるものがある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それにもまさる秘密な悦楽(えつらく)の唆(そそ)りは熟(う)れた果実のように巧雲の体から嗅(か)がれる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...明け方にまさる人だかりだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...其時の名残に荒れ傷いた両手の指や爪をお互いに眺め合いながら一つ二つと重ねてゆく酒の味いは真実涙にまさる思いがするのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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