...ぽんと引力いかりがうちだされた...
海野十三 「怪星ガン」
...かれは前に立ちふさがる小杉少年の胸をぽんと押しかえした...
海野十三 「金属人間」
...外套をぽんと脱いだ...
海野十三 「少年探偵長」
...ボールのようなものがぽんぽんと二つ...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...ぽんとひざをたゝいて...
鈴木三重吉 「ざんげ」
...ぽんとつゞみのおとがひゞきまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...昔(むかし)にかえって!」ぽんと松江の肩をたたくと...
壺井栄 「二十四の瞳」
...後脚をぽんとはねて逆(さか)だちしたり...
中村地平 「南方郵信」
...日本刀(につぽんとう)といふものが盛(さか)んに作(つく)られて...
濱田青陵 「博物館」
...指でぽんとつついて...
火野葦平 「花と龍」
...うちつけに是は東の春の海鳴ると覚ゆる大鼓かな大鼓がぽんと鳴つた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...松岡はぽんととび下りた...
本庄陸男 「石狩川」
...へんぽんと薫風にひるがえっていてびっくりした...
正岡容 「わが寄席青春録」
...そいつあ本物だ」家主は横手というものをぽんと打った...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...……どれ、それじゃおれもつき合いに一服」と、腰から取って、ぽんと、筒の煙管(きせる)を抜いたのは道中師の伊兵衛...
吉川英治 「江戸三国志」
...ぽんと筒を鳴らし...
吉川英治 「魚紋」
...どこだ? 賊の巣は」「ここだよ」何清(かせい)は、自分のふところを、ぽんと叩いた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ぽんぽんと出してはそこらへ抛り散らしながら...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??