...ぼろぼろのなりをして...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...もうこんなにぼろぼろになつちやつて...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...僕達はぼろぼろだつたけれど...
薄田泣菫 「茶話」
...動かしたらぼろぼろになりそうな板がここに一枚...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...右側のテーブルへ往ってぼろぼろの洋服の男の横顔の見えるように...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...無言でぼろぼろ大粒の涙を零し始めた...
田中英光 「箱根の山」
...うちの人にあんなこといわれて……」いうてるうちに私も涙をぼろぼろこぼして...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...頁がぼろぼろになつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...まはりの土はぼろぼろ落ちるし...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...彼はぼろぼろ涙を流して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...汚ないぼろぼろの長い板塀にかこまれている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ぼろぼろになってしまっている...
林芙美子 「生活」
...黒ずんだぼろぼろの壁掛け――の人を迷わすような影響によるものだと無理に信じようとした...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...ぼろぼろのジャケツの襟を立てたまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...熱い涙をぼろぼろ雪の上にこぼしました...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...清江はぼろぼろに歪んだ編笠の破れ目に青笹の葉をあて...
横光利一 「夜の靴」
...ぼろぼろと落涙した...
吉川英治 「新書太閤記」
...眼を三角にして、青すじを立てていた石権は、見送っているうちに、口惜し涙というのであろう、ぼろぼろと、こぼれるのを、あわてて横腕でこすると、「だ、旦那っ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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