...茫然(ぼうぜん)と半三郎を眺めている...
芥川龍之介 「馬の脚」
...私共非常に呆然(ぼうぜん)としまして...
海野十三 「あの世から便りをする話」
...呆然(ぼうぜん)として...
太宰治 「酒の追憶」
...呆然(ぼうぜん)とする...
太宰治 「パンドラの匣」
...呆然(ぼうぜん)として...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...宗教も道徳も哲学も科学も法律もみんなただ茫然(ぼうぜん)と口をあいてこの煙突の空の一個の人影をながめるのであった...
寺田寅彦 「時事雑感」
...私はただぼうぜんとして自分が運び去られるのを感じた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...「性質(たち)のよくねえいたずらだ」ぼうぜんとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...茫然(ぼうぜん)として佇(たた)ずんでいる余の姿が眼に入(い)ったものと見えて...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...しかし私は先生の弟子だから百円に負けて譲って下さい」道也先生は茫然(ぼうぜん)として青年の顔を見守っている...
夏目漱石 「野分」
...」(特務曹長ピストルを擬したるまま呆然(ぼうぜん)として佇立(ちょりつ)す...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...佐渡の奥に入って茫然(ぼうぜん)とした日を今も想い起します...
柳宗悦 「民藝四十年」
...呆然(ぼうぜん)となった...
夢野久作 「白菊」
...茫然(ぼうぜん)と...
吉川英治 「三国志」
...あまりのことにぼうぜんとしながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「…………」茫然(ぼうぜん)たる家康の眼もとだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...茫然(ぼうぜん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...茫然(ぼうぜん)としてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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