...次に見たときにはそれがなくなっていたというのはそのほんのわずかの間に...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...ほんのわずかの間の日向ボッコだが非常にいい気持だ...
大杉栄 「獄中消息」
...この幸福もほんのわずかの間だった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...その余力のほんのわずかな剰余で冷却固結した岩塊を揉み砕き...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...しかし現在我邦の政府で映画教育の価値がほんのわずかしか認められていないとしたら...
寺田寅彦 「教育映画について」
...これに反して「熱と空気の粒子」がほんのわずか逸出すると死んでしまう...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...父からほんのわずかでもまじめな援助を受ける望みのないことを教える冷静な...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ふたりはもうほんのわずかなパンの皮とキャベツの葉っぱで満足して...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...石油がほんのわずかしかなかったのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ほんのわずかしか係としての役目を担わないような事件を扱うように要求されるならば...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ほんのわずかの量ですむ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ほんのわずかなほこりのためであろうと気づく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ほんのわずかなことしか知らないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...それはほんのわずかな数であるはずである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一国は非常に長期間に亙り多量の剰余栽培を維持しながら穀物の栽培価格をほんのわずか増加させ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ネズミの通れるような道がほんのわずかしかありません...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ほんのわずかずつの変化をもってこの鹿遊びが行なわれていたということを...
柳田国男 「こども風土記」
...政子は、終始、良人と共に、交(こもごも)祝いをのべる武士に、ほんのわずか、黙礼を施しているだけであった...
吉川英治 「源頼朝」
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