...それは神ならぬ人間の本音(ほんね)ではない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...從(したがつ)て此(この)獲得(くわくとく)した金(かね)が本年(ほんねん)の輸入時期(ゆにふじき)に至(いた)つて拂出(はらひだ)して減少(げんせう)しても...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...それで今日(こんにち)初(はじめ)て日本(にほん)は海外(かいぐわい)に金(かね)を拂(はら)はないで濟(す)む貿易關係(ぼうえきくわんけい)になつたのであるから本年(ほんねん)にも昨年(さくねん)と同(おな)じやうな状態(じやうたい)を持續(ぢぞく)すれば...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...本然(ほんねん)と名を改めて暫(しば)らくは淡島様のお守をしていた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...とうとう本音(ほんね)をはいたね...
海野十三 「怪塔王」
...人間の本然(ほんねん)の...
太宰治 「もの思う葦」
...ぽつぽつ本音(ほんね)の憎悪の言葉を口にし初めた...
徳田秋声 「仮装人物」
...これが本音(ほんね)である...
内藤湖南 「易疑」
...丸(まる)の内(うち)より神田(かんだ)を過ぎて小石川原町(こいしかわはらまち)なる本念寺(ほんねんじ)に大田南畆(おおたなんぽ)の墓を弔ひぬ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...そこを敲(たた)かせて貰(もら)って局部から自然に出る本音(ほんね)を充分に聴(き)く事は...
夏目漱石 「明暗」
...本音(ほんね)をふいたな」とヴィタリスが笑(わら)いながら言った...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...翻然(ほんねん)と...
吉川英治 「私本太平記」
...お父上(ちちうえ)とともにお果(は)てあそばした太郎信勝(たろうのぶかつ)さまよりお一つ下――本年(ほんねん)お十六歳(さい)にわたらせられる」「して...
吉川英治 「神州天馬侠」
...宗治の本音(ほんね)を押してみた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほんねを語りあったということである...
吉川英治 「新書太閤記」
...男性の本音(ほんね)としていわせたら...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の本音(ほんね)としては...
吉川英治 「新書太閤記」
...その本然(ほんねん)な純情へ立ちかえらせてやるには...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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