...腰につけていたロープをほどくと...
海野十三 「恐竜島」
...よほどくやしいとみえ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...その道の専門家もおよばぬほどくわしいのには...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...よほどくるしかったのでしょう...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...よくこれほどくわしい法医学書が出たものだと...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...さるぐつわのてぬぐいをほどくと...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...皆ががやがやいいながら鉄兜の紐をほどくところであった...
永井隆 「長崎の鐘」
...振りほどく手段なのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...穢土(えど)という処ほどくやしい処はないワイ...
中里介山 「法然行伝」
...紐で縛ってありますが、ほどくと、まぎれもない上質の白縮緬で、白羽二重帯まで添えてあるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宮古の沖には捕りたてもならぬほどくじらが寄り...
久生十蘭 「奥の海」
...天水は三日ごとに四半刻ほどくださるだけ...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...昔のひとは私ほどくいしんぼうではなかったのかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...友吉の縄をほどく...
三好十郎 「その人を知らず」
...そして十数里ほどくると...
吉川英治 「三国志」
...ご同道のほどくださいますように」「はて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...猿ぐつわを振りほどくと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...塵にむせびながらその布をほどくのがなかなかの大仕事であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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