...もどかしげに帯だけほどくと...
有島武郎 「或る女」
...腰につけていたロープをほどくと...
海野十三 「恐竜島」
...わしがあれほどくどくどといっても返事をしないところをみると...
海野十三 「地軸作戦」
...胸が一ぱいになり窒息するほどくるしくなります...
太宰治 「待つ」
...涙出ずるほどくやしく思い...
太宰治 「もの思う葦」
...彼はこの州を隅々まで奇妙なほどくわしく知つていたし...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...『胸が悪くなるほどくさくさするくせに...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...そこからだらだら降りになつた頸すぢを一町ほどくだるあひだに両側の崖はいよいよ峻しく...
中勘助 「銀の匙」
...穢土(えど)という処ほどくやしい処はないワイ...
中里介山 「法然行伝」
...荷物をほどくにしても...
林芙美子 「浮雲」
...ゴム長を三足ほどくすねて...
林芙美子 「瀑布」
...そしていきなりキキの手をふりほどくと...
堀辰雄 「羽ばたき」
...友吉の縄をほどく...
三好十郎 「その人を知らず」
...圭子黙ってそれをふりほどく)ヘ! そう...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...約八十里ほどくると...
吉川英治 「三国志」
...猿ぐつわを振りほどくと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...中ほどくらいまで金色(こんじき)に色を付けてあるくらいのもので...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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