...そこはかなりほこりっぽい道でした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「赤いくつ」
...ほこりっぽい路だが高原の風が乗合自動車に吹き込んで...
石川欣一 「山を思う」
...ほこりっぽい田舎道である...
太宰治 「令嬢アユ」
...ほこりっぽい、乾苦(かわきぐる)しい、塩っ辛い汗と涙の葬礼行列の場面が続いたあとでの、沛然(はいぜん)として降り注ぐ果樹園の雨のラストシーンもまた実に心ゆくばかり美しいものである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...雪の夜の銀座はいつもの人間臭いほこりっぽい現実性を失って...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...一――ほこりっぽい...
徳永直 「白い道」
...『なるほどこの町はすこぶるほこりっぽい...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...疎開先から帰る荷馬車のほこりっぽい街...
中井正一 「聴衆0の講演会」
...泥ででっち上げた低い家の飛び飛びに並んだほこりっぽい道路の片側に...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...ほこりっぽい道を歩いて来て...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ヴィタリス老人(ろうじん)とほこりっぽい街道(かいどう)を流浪(るろう)して歩いたいなか育ちの少年にとっては思いがけない美しい生活であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
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