...明智君ばかりじゃない、中村警部も、そのほかの人も、みんなに、きいてもらいたい...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...ことに選挙人の公徳心に訴うるの外(ほか)途(みち)無しと信ずるのである...
大隈重信 「選挙人に与う」
...しかも『あのほかならぬフョードル・パーヴロヴィッチの息子である』ということがまた人々の興味を引くのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ほかの人に影響(えいきょう)を与(あた)えるなどとは自分でも思っていなかったし...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まだ外(ほか)に知らないか...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...レコードはティボーが「スペイン舞曲第五番=ホ短調」「第六番=ニ長調」(ビクターJD六五二)を入れているほか...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ほかのことをやればもっとずっとよく使えるものを...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ほかの光にはないような自然らしさと落着きとをもって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...僕は猫の頭に頬冠(ほほかむり)をさせて...
槇本楠郎 「仔猫の裁判」
...号叫し煩悶して死に至るよりほかに仕方のないのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...フッサールはデカルトのコギトは彼のいふ純粹意識(reines Bewusstsein)の領域にほかならないといつてゐる...
三木清 「認識論」
...召使いの若者はじぶんの足で歩くよりほかはありません...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「白ヘビ」
...これも「地神経」を読んであるくほかに...
柳田国男 「雪国の春」
...学堂には校長のほかに教官が五人いた...
山本周五郎 「桑の木物語」
...そのほか分捕りの武器馬匹など莫大な額にのぼった...
吉川英治 「三国志」
...史料に益なし」などとほかの箇所まで全面的に無視されることもあったりしたのだが...
吉川英治 「私本太平記」
...恐察(きょうさつ)のほかござりませぬが...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほかに策はありません」「だが...
吉川英治 「新書太閤記」
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