...白い制服のほか何ひとつ見えない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そのほかに視覚なりあるいは他の感覚なり...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...二つの返事のほかは...
中里介山 「大菩薩峠」
...殿の御馬前に討死を覚悟の鐚助めにござります」「ほかではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのほかに人の気色(けしき)はさらにない...
夏目漱石 「二百十日」
...愛情のほかにはなんにも持たなかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...外(ほか)の下手人を捜せばいいわけだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのほかは壁の隅に天理王を祭った白木の小机があるだけ...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...歩きながらなおほかのことをしゃべり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...この報告に私からつけ加えたいことはほかでもありません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...鴎(かもめ)が二三羽とんでいるほか海上にも一隻の舟のかげも見えなかったのですが...
火野葦平 「人魚」
...ほかのひとのにも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして父はこれを殊のほかに喜んだのであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ということでございます」「――ほかのようにはできなかったのだな」と甲斐は呟くように云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...こっちも酒でも飲むほかに...
山本周五郎 「山彦乙女」
...ほかに客らしい声もせず...
吉川英治 「江戸三国志」
...「――相手がほかの者では恥にもなるが...
吉川英治 「三国志」
...ただディオニュソス的であるというほかに答えを知らなかった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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