例文・使い方一覧でみる「べんべん」の意味
スポンサーリンク...今頃はまだ便々（べんべん）と... 
芥川龍之介 「お律と子等と」
...すぐに便々（べんべん）とまだ湯に浸つてゐる自分の愚を責めた...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...べんべんと支那兵（チャンチャン）の介抱をして...
泉鏡花 「海城発電」
...べんべんと支那兵（チャンチャン）の介抱（かいほう）をして...
泉鏡花 「海城発電」
...もう便々（べんべん）と三谷の助けを待っている場合でない...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...べんべんと長くは待たれない...
田中貢太郎 「地獄の使」
...べんべん弾いてくる奴がござんしょう」「まあ...
直木三十五 「南国太平記」
...力持の女の便々（べんべん）たる腹の上で大の男が立臼（たちうす）を据えて餅を搗く...
中里介山 「大菩薩峠」
...べんべんと話を繰り出し...
中里介山 「大菩薩峠」
...べんべんと真田（さなだ）の方を引っ張っとく訳（わけ）にも行きませず...
夏目漱石 「野分」
...わざわざべんべんと引ッ張るところに...
夏目漱石 「明暗」
...今は、べんべんとして、敵の攻撃を待っているべき時ではない...
橋本五郎 「殺人迷路」
...便々（べんべん）たる太鼓腹の下の方に...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...べんべんと旅館へ居残つてゐる気もしない...
林芙美子 「浮雲」
...それをべんべんと待つまでもなく...
本庄陸男 「石狩川」
...べんべんとこしかけて待つほかはなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「かれらがべんべんとパンの焼けるのやシチューの煮えるのを待ってるあいだに...
山本周五郎 「季節のない街」
...二人がこうして揃った上は便々（べんべん）と三月十五日を待つ迄もない……というので...
夢野久作 「名娼満月」
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