...大井(おおい)の指にある金口(きんぐち)がぶるぶる震えるのを眺めていた...
芥川龍之介 「路上」
...その興奮してぶるぶる震えるしなやかな手を葉子は手欄(てすり)ごとじっと押えた...
有島武郎 「或る女」
...ぶるぶる震えるなわのようなものを...
海野十三 「火薬船」
...この水を見るとおそろしくぶるぶる震えるという奇病があって...
太宰治 「新釈諸国噺」
...私は膝頭がぶるぶる震えるのを覚えた...
豊島与志雄 「悪夢」
...ぶるぶる震える手で酒杯を持ち...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...一本立ちすればぶるぶる震える骨なしだから...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...膝がしらがぶるぶる震えるのを...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...「何だこの紙は……」私は憤激の余り手先がぶるぶる震えるのを...
夢野久作 「暗黒公使」
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