...ぶっきら棒の返事をした...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...そうでしょう」「あなたは初代さんのことを云っているのですか」私はぶっきら棒に聞き返した...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ぶっきら棒な調子だが...
高見順 「如何なる星の下に」
...」お喜代はぶっきら棒にそう云って...
豊島与志雄 「春」
...」ぶっきら棒な返事だけで...
豊島与志雄 「古井戸」
...」と彼はぶっきら棒に...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...太十は少時黙って居たが「いっそのこと殺しっちまあべと思ってよ」ぶっきら棒にいった...
長塚節 「太十と其犬」
...ぶっきら棒な鳴り方をした...
夏目漱石 「思い出す事など」
...態(わざ)とぶっきら棒な調子で彼の名をあてる...
原民喜 「冬日記」
...ぶっきら棒にいうと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ぶっきら棒な強い語調で言った...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...「これがいいんだい……」とぶっきら棒に答えて...
堀辰雄 「幼年時代」
...ぶっきら棒に彼は云った...
本庄陸男 「石狩川」
...お久美さんは懈るそうに左手をあげて顔中をぶっきら棒に撫で廻した...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...甚だぶっきら棒に...
吉川英治 「三国志」
...ぶっきら棒な答えでしかなかったが...
吉川英治 「私本太平記」
...ぶっきら棒にいった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ぶっきら棒にそれを片づける...
吉川英治 「宮本武蔵」
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