...低味(ひくみ)の畦道(あぜみち)に敷ならべたスリッパ材はぶかぶかと水のために浮き上って...
有島武郎 「カインの末裔」
...サイズが大きくぶかぶかで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「マッチ売りの少女」
...ぶかぶかの鎧(よろい)の様な脚や胴や腕...
海野十三 「火星探険」
...ぶかぶかと浮游(ふゆう)している...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...ぶかぶかしてます...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...そのぶかぶかの制帽――そのためになら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...軍楽隊がぶかぶかやっておりますよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...足をかわすたびにぶかぶかとぬげそうになった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...幾つだかの死体がぶかぶか浮いてることであろう...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...ただ足にぶかぶかにはまっているだけの屋内靴を脱ぐといういちばん不必要でいちばんやさしいことから始めたのに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ぶかぶかの軍服じゃないか」「全然違うものでございます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...まるでぶかぶかだぜ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...三田はぶかぶかの靴を穿いてゐる足に力を入れて空(くう)を蹴つた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...其のぶかぶかの靴の踵で踏躪つてやり度かつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...三田は紺サアジとぶかぶかの靴には全く閉口してしまつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...三田はぶかぶかの靴で...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...ぶかぶかの靴を氣にしながら歩いて行くと...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...あの重くてぶかぶかした胴衣...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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