...そう思って荒々しく襖(ふすま)を開いた...
有島武郎 「或る女」
...襖(ふすま)がついている...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...あの襖(ふすま)をはずしてくれ」彼等の集まったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...麩味噌(ふすまみそ)で佳味(うま)かねえが今(いま)ぢやそんでもお汁(つけ)は吸(す)へるこた吸(す)へんのよ」卯平(うへい)は自分(じぶん)の手柄(てがら)でも語(かた)るやうないひ方(かた)であつた...
長塚節 「土」
...女(め)の童(わらべ)に襖(ふすま)を引かせて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...襖(ふすま)の引手は外し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...襖(ふすま)の陰から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...母は長火鉢の間の襖(ふすま)をあけて入り来り...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...襖(ふすま)をあけた...
山本周五郎 「薊」
...襖越(ふすまご)しにいたましく聞えてきた...
山本周五郎 「桑の木物語」
...襖(ふすま)越しに聞いていた...
吉川英治 「剣難女難」
...となりの襖(ふすま)の蔭でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...大坂城内の金碧(こんぺき)のふすまに...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふすまや、几帳(きちょう)の蔭から、小さい燈火(ともしび)の光が、掌(て)に庇(かば)われながらそこへ運ばれてきた...
吉川英治 「親鸞」
...そこの襖(ふすま)をあけてみると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...襖(ふすま)の外に坐って...
吉川英治 「日本名婦伝」
...あのふすまを開けてくれい」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ふすま越しに、紋太夫の声がしたからであろう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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