...……といっておめおめとその策略に乗ってしまったわたしはなんというふがいない女だったのだろう...
有島武郎 「或る女」
...ふがいない歴史なんか...
海野十三 「火星兵団」
...小金吾ゆるしておくれ! ふがいない母とゆるしておくれ!」老母は血の涙をこぼしました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...男児としてふがいないことだと...
夏目漱石 「三四郎」
...ふがいないと云ッて愚痴をも溢さず茶断までして子を励ます...
二葉亭四迷 「浮雲」
...おかわいそうではあるがふがいない方であると小侍従は見ていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...玉鬘(たまかずら)のこともこのふがいない人に比べてお思われになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ともかくもふがいない堕落をしていっては御先祖にすまないのだからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ものも言わずにいるのを見て尼夫人も女房もあまりにふがいない人と思うらしかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ふがいないやつめ」紅蓮(ぐれん)の廂(ひさし)の上にのぞんで...
吉川英治 「江戸三国志」
...さだめしふがいない者と...
吉川英治 「三国志」
...余りにもふがいないではありませんか...
吉川英治 「私本太平記」
...ふがいない奴らだ...
吉川英治 「平の将門」
...ふがいないぞ、味方の者...
吉川英治 「源頼朝」
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