...こんなにふうふういって...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...熱い番茶に梅干いれてふうふう吹いて呑んだのが失敗のもと...
太宰治 「虚構の春」
...」と彼は私が豆腐をふうふう吹いて食べながら...
太宰治 「惜別」
...ふおうふおう、ふうふう、ふおうふおうというように鳴くの声の後から、また獣の鳴くような声も聞えてきた...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...むくむくと土をむぐらもちふるつくふうふういつまでうたふ改作ほつと夕日のとゞくところで赤い草の実二月朔日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...」彼は鼻をふうふう言わせて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...ふうふう言いながら妻の足の所に坐った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...ふうふう言わんばかりの有樣だった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...鞴(ふいご)のふうふういう息使い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ふうふういうようなのは...
野村胡堂 「胡堂百話」
...身体全体がふうふういいながら協力してやっと食べることができたのだ――...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...それに、これが、騒々しゅうせんと、居らりょうか」「なんぞ、起ったんか?」「起ったも、起らんも、大きな大事(おおごと)が、起っちょる」小柄で、跛(びっこ)の剽軽(ひょうきん)な豆八は、息を、ふうふう、切らしている...
火野葦平 「花と龍」
...たいぎさうにふうふう云つていらつして...
平出修 「瘢痕」
...鼻からふうふう息をつき...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...黒はふうふう、白い息を吐きながら主人の前を駈けて行った...
矢田津世子 「凍雲」
...ふうふうと灰をはたき...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ふうふう云いながら飲みほした...
吉川英治 「新書太閤記」
...神田アの急火ですウ半鐘鳴るベエ西(さ)イ風々(ふうふう)一家たいがい焼けたんべめんくが悪くて心配さ燃えよとは...
吉川英治 「松のや露八」
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