...彼(かれ)は人(ひと)が自分(じぶん)を窘逐(きんちく)すると云(い)ふ事(こと)を苦(く)にしてゐる瘋癲患者(ふうてんくわんじや)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...又(また)誰(ゝれ)とて這麼瘋癲者(こんなふうてんしや)の室(へや)に參觀(さんくわん)に來(く)る者(もの)も無(な)いから...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...本院(ほんゐん)を一周(ひとまはり)して瘋癲病者(ふうてんびやうしや)の入(い)れられたる別室(べつしつ)に向(むか)つて行(い)つた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...瘋癲病院(ふうてんびょういん)は廃(はい)されて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...何(いず)れが瘋癲者(ふうてんしゃ)だろうか...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...瘋癲(ふうてん)病院にでも入れるべき代物(しろもの)だ!……恋のために自殺するというのならわかってる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かくの通り『風天小畜(ふうてんしょうちく)』とござる...
中里介山 「大菩薩峠」
...瘋癲院(ふうてんいん)に送られた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...また瘋癲病(ふうてんびょう)者の文章をさほど心労して翫味(がんみ)したかと思うと恥ずかしくもあり...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...迷亭の云う通り多少瘋癲的(ふうてんてき)系統に属してもおりそうだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――瘋癲(ふうてん)は家督になるかならないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の子供と知ってくれるだろうか――」割に自由な瘋癲(ふうてん)病院の一室で...
橋本五郎 「地図にない街」
...単に何かの拍子に瘋癲(ふうてん)病院を訪問したぐらいの追憶になってしまった...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...本筋の下町ふうてんぷらに満足したとらは...
山本周五郎 「季節のない街」
...又は瘋癲(ふうてん)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...長(ちょう)じてからも瘋癲(ふうてん)の持病があり...
吉川英治 「私本太平記」
...産みの子の瘋癲(ふうてん)には人いちばい苦労をしてきた母だけに...
吉川英治 「私本太平記」
...驕慢な瘋癲(ふうてん)の君が...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??