...するとその背中にかたまっていた八ぴきの怪物が、ぴょいぴょいと、海底にとびおりたのです...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...ぴょいぴょいと上手にとって...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...「それでは」「そうか」広栄は松葉杖を執りなおしてぴょいぴょいと土蔵の中に入った...
田中貢太郎 「春心」
...「お塔は」「そうでございますよ」「拝見しよう」広栄は斜(ななめ)にぴょいぴょいと往って長櫃のうえへ眼をやった...
田中貢太郎 「春心」
...ぴょいと身軽く跳び上り...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...椋鳥(むくどり)はぴょいと身を交わして...
豊島与志雄 「狸のお祭り」
...やッと気合を懸けてはぴょいぴょいと飛んで行くのである...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...ぴょいと草の中からとび出して...
新美南吉 「ごん狐」
...千穂子は泥の岸へぴょいと飛び降りると...
林芙美子 「河沙魚」
...ぴょいと小川を跳び越えて駆け出した秦野屋は...
吉川英治 「江戸三国志」
...その石段を、ぴょい、ぴょい、ぴょい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...これを取ったッて、泥棒(どろぼう)なんかになりゃしない」勝手(かって)なりくつをかんがえて、ぴょいと、木へ飛びつくと、これはまたあざやかなもの...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ぴょいぴょい歩いてきた小僧(こぞう)がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ぴょいと起ちかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぴょいと、木陰(こかげ)へ退って、平ぐものように地に額(ぬか)ずいた者がある...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぴょいと背中を離れて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その朝靄(あさもや)をついて、ぴょいと、そこらの家から飛び出して来たひとりの身軽な旅商人(たびあきんど)は、権之助と伊織のうしろから、「よう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...糸の先の銀蠅(ぎんばえ)を水面にぴょいぴょい躍らせている...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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