例文・使い方一覧でみる「ぴちゃぴちゃ」の意味
スポンサーリンク...歩調につれて水筒の中で密度ある液体がぴちゃぴちゃと揺れるのが判る... 
梅崎春生 「日の果て」
...かぼちゃの汁をすう音がぴちゃぴちゃと...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...もう一つの犬も口をつけてぴちゃぴちゃのみました...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...この雨の中をぴちゃぴちゃ歩くのは気が利かないや...
田中貢太郎 「春心」
...芝口の通りを真っ直ぐにぴちゃぴちゃ泥を撥（は）ね上げながら金杉橋の方まで歩いてしまいました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...空（から）になった酒を飲む器（うつわ）を下に置いて脣をぴちゃぴちゃ舐めながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...吸盤をぴちゃぴちゃ……...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...舌でぴちゃぴちゃやりながら...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...草鞋（わらじ）の足音がぴちゃぴちゃと聞えるので雪解（ゆきどけ）のひどい事が想像せられる...
永井荷風 「雪解」
...そこに溜（たま）っている雨水（あまみず）をぴちゃぴちゃ飲んでいた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...舌をぴちゃぴちゃ鳴らすかも知れませんが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...少々それでも困る事があるじゃて……」と鮪（まぐろ）の刺身を食う時のごとく禿頭（はげあたま）をぴちゃぴちゃ叩（たた）く...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...勢よく舌を入れてぴちゃぴちゃやって見ると驚いた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...またぴちゃぴちゃ始めた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あっという間にぴちゃぴちゃとミルクを飲んでしまった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ぴちゃぴちゃと川波の音が耳についた...
本庄陸男 「石狩川」
...ぴちゃぴちゃいう音...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ざわざわぴちゃぴちゃと鏡のような水面が掻き乱される...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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