...その指がぴくぴくふるえた...
梅崎春生 「風宴」
...――矢張り寺内内閣の……」若い通信社の記者は獲物を嗅ぎつけた狗(いぬ)のやうに鼻をぴくぴくさせた...
薄田泣菫 「茶話」
...」わたしは頬がぴくぴく震えるのを...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...頬の筋肉をぴくぴく震わしていた...
豊島与志雄 「月明」
...ぴくぴく動き出した鼻が...
豊島与志雄 「天狗笑」
...自分のうちにぴくぴく動きだすのを...
豊島与志雄 「道化役」
...の筋肉がぴくぴくする...
豊島与志雄 「反抗」
...頬の筋肉がぴくぴくと震えるのが...
豊島与志雄 「未来の天才」
...ぴくぴく動きながら...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...ぴくぴく焦慮(じれ)ている...
夏目漱石 「草枕」
...そしてフロッコオトの長い尻尾(しつぽ)をぴくぴく顫(ふる)はせて...
南部修太郎 「猫又先生」
...太い眉根(まゆね)をぴくぴくと動かしながら...
新美南吉 「かぶと虫」
...身体(からだ)をぴくぴく震わせた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...「君はさっきから馬鹿にぴくぴくしてるようだな...
平林初之輔 「鉄の規律」
...その太くて濃い眉毛をぴくぴくさせながら...
山本周五郎 「青べか物語」
...こめかみがぴくぴくとひきつった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...善鬼はなお手足をぴくぴくさせているのだ...
吉川英治 「剣の四君子」
...ぴくぴく動くのが見分けられる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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