...白檀山(びゃくだんやま)の匂いがしみているようです...
芥川龍之介 「報恩記」
...材は白檀(びゃくだん)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その時私は白檀(びゃくだん)で蝦蟇仙人(がませんにん)を彫って出品しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...浅草の清光寺にある白檀(びゃくだん)の阿弥陀(あみだ)様がその一つだ...
高村光太郎 「回想録」
...材料なども白檀(びゃくだん)とか特別のものになると違うが...
高村光太郎 「回想録」
...白檀(びゃくだん)と...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...私は時々菊屋橋際(ぎわ)の舗(みせ)へ行って白檀(びゃくだん)や沈香(じんこう)を買って来てはそれを燻(く)べた...
谷崎潤一郎 「秘密」
...白壇(びゃくだん)と抹香(まっこう)の匂いがたち籠めている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...白檀張(びゃくだんば)りの床の間とも見える板の表には...
中里介山 「大菩薩峠」
...粉をふった白檀(びゃくだん)を頭につけた者...
中島敦 「光と風と夢」
...冬の仕事に沢山白檀(びゃくだん)の木を買ってあった...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...白檀(びゃくだん)...
久生十蘭 「キャラコさん」
...白檀(びゃくだん)だの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...阿弥陀(あみだ)仏と脇士(わきし)の菩薩(ぼさつ)が皆白檀(びゃくだん)で精巧な彫り物に現わされておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「不動」はびゃくだんの木地...
山本笑月 「明治世相百話」
...白檀(びゃくだん)の唐扇(からおうぎ)を匂わす垂衣(たれぎぬ)の女もあった...
吉川英治 「私本太平記」
...持ち出して来たらしい白檀骨(びゃくだんぼね)の上海(シャンハイ)扇子を...
吉川英治 「随筆 新平家」
...白檀油(びゃくだんゆ)でも...
吉川英治 「松のや露八」
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