...脚をくじきびっこを引いて町に出る方がむしろ楽なのであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...暗い階段をびっこ引きながら上がって行く...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...これは跛足(びっこ)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれがヒマラヤ山で虎に食われた足なんだ」その跛足(びっこ)がまた大喝采(だいかっさい)...
中里介山 「大菩薩峠」
...平常(ふだん)における米友は跛足(びっこ)でありますけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...拘引される前に自動車に轢かれたそうで跛足(びっこ)を引いて居たが...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...跛(びっこ)で逃げだした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...六十ばかりの老爺(としより)がびっこをひきながら出て来て...
久生十蘭 「キャラコさん」
...店のあのびっこになったテーブルで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「これから夫人がたのお招きにはわたくし必ず伴(つ)れていって頂きましてよ」「――びっこでもよければね」「仰しゃいまし...
山本周五郎 「いさましい話」
...歩行のときは甚だしい跛行(びっこ)をひく...
吉川英治 「黒田如水」
...残念な」跛行(びっこ)の男は...
吉川英治 「新書太閤記」
...跛行(びっこ)でござれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...跛行(びっこ)の武者とが...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉もびっこのように共に坐り崩れ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ローランド・グリーンが南京路を跛(びっこ)をひいてあるいていたと云うものがある...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
...俺はもう前よかもっともっと醜(きた)なくなっちまったんだよ……おまけに片足の跛足(びっこ)とくらア……ふっふっふ」黒吉の声も...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...これもやっぱり両脚でびっこを引いている...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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