...跛(びっこ)どころかの――軽うて...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...びっこで、鼻(はな)くたの、薄気味悪いお客さまだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...フランス戦線で負傷してびっことなる...
妹尾韶夫 「「ザイルの三人」訳者あとがき」
...先生!跛者(びっこ)なんですもの...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...それに近づくあらゆる生物(いきもの)を殊更(ことさら)に跛(びっこ)にしてやろうというつもりのもののように思われたが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼は跛(びっこ)の駝鳥(だちょう)なれども...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それまでなやんで来た跛(びっこ)の上に...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...びっこの詩人と二人...
直木三十五 「死までを語る」
...あれがヒマラヤ山で虎に食われた足なんだ」その跛足(びっこ)がまた大喝采(だいかっさい)...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺らに御馳走してくれる奴はないはずなんだから」米友は跛足(びっこ)を引きながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...びっこをひいてゆっくりいきましょう」「どうして?」「犬は母ちゃんに噛(か)みつくでしょう...
新美南吉 「狐」
...軽い跛(びっこ)を引く恰好などは...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...足は跛行(びっこ)をひいている...
吉川英治 「上杉謙信」
...跛行(びっこ)の人が...
吉川英治 「新書太閤記」
...さっきからすこし跛行(びっこ)をひいていなさるようで」「これでも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...跛行(びっこ)をひいているではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...俺はもう前よかもっともっと醜(きた)なくなっちまったんだよ……おまけに片足の跛足(びっこ)とくらア……ふっふっふ」黒吉の声も...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...跛足(びっこ)をひき...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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